プレワーママ きょん

2019年秋に男子出産。今年の秋まで育休予定のプレワーママです。産休育休中のライフハックから日々の試行錯誤から、何から何まで書きたいことを書いていきます。

【本】雨心中 (読んで思ったこと)

 

テレビかラジオで

有村架純ちゃんおすすめしてた本。

 

雨心中 (講談社文庫)

雨心中 (講談社文庫)

 

 

 

【以下ネタバレ含み】

 

1日で勢いよく読んでしまった。というか

不安で、宙ぶらりんにされた気分で。

気になって読んでしまった。

 

不幸のチェーンの連続で、

希望が見えては、裏切られて。

次こそは、、ってまたダメで。

 

最後まで読んで、さらにいたたまれない苦しさと一緒に取り残された。

 

なんで不運のチェーンが断ち切られないのか。

究極の愛みたいに書かれているけど、、

私は正直そうは思わない。

 

私は、大事な人には最後まで味方でいたいし、いてほしいし

だからこそ、言わなきゃいけないことは勇気を持って伝えられる自分でいたい。 

 

優しい嘘なのか、

自分の保身の嘘なのか、

自分自身で責任もたなきゃいけない。

 

いつもハッピーなんてことは、やっぱりむずかしくて。

噛み合わなくなったり、こじれたりすることもある。

 

ただ、どんな時があっても、時々逃げても、

わたしは笑ってプラスな感情で

大事な人たちとつながっていたい。

それをあきらめない。

 

あの人が嫌い、とか怖いとか、

そういうマイナスな感情に囚われるのは、

自分も幸せでないし、まして

誰かを幸せになんてできない。

 

この主人公、とくに周ちゃんは

正義感が強く、優しい人。

ただそれらを100%満たすことなんてできない。正義は誰かの不利益の上にあったりするし、基準も人によって違う。

 

それに気づく時な絶望ったらない。

無力感ったらない。

 

そんな事実に気づくと、生きづらいんだよなぁ、この情報溢れる社会ではどこか目をつむらないと、途方にくれる。不思議なことに、正しいことにたどり着くことが険しい時がある

 

私は世界を変えられない。

 

いやいや。

 

いやいや。

 

私は、私のできるところから。

一人一人が半径5mの世界を変えていけば、少しずつ幸せが広がっていく、って誰かが言ってたけど、本当にそうだと思う。

 

例えば、敵がどんなに巨大であっても、

その黒を白に変えるのは、いろんな手段があるはず。

 

自分が描く理想の未来に向けて、私はできることをする!

 

なんて、頭では前向きに考えるけど、

実行するのは至難の業。

もしも・・・と自分事にして、自分は前向きでいられるか問われると、、

でもこういう思考の練習をするのが大一歩かしら。

 

まずは、自分の幸せから。

今日も目の下のしわを丁寧に伸ばして、液体を塗りたくる。